
[JS] 条件分岐や、数値と文字列の変換、小数点切り捨てなどの短縮された書き方いろいろ
他の方が書いたコードなどをみていると、意味が分かりそうで分からない JavaScript の書き方にしばしば遭遇します。そういった、本などではあまり紹介されていないけど実際のコードでは使われていたりする短縮された書き方のメモです。
条件分岐に関するもの
三項演算子で書く
書式
(条件式) ? 条件に当てはまる時の処理 : 当てはまらない時の処理 ;
例)変数 num の数値が5以上の場合は true 、それ以外なら false を変数 val へ代入
val = (num > 5)? true : false;
略さない書き方
if(num > 5){ val = true; } else { val = false; }
if 文の true の場合だけ処理を書く
書式
if(条件式) 条件に当てはまる時の処理 ;
例)変数の数値が5以上の場合は false を返す。
if(val > 5) return false;
略さない書き方
if(val > 5){ return false; };
true と false を切り替える
書式
変数 = !変数 ;
例)true の入った 変数 val を false に切り替える
変数に !(否定演算子)を適用すると中身が逆転して、true だった val の中身は false に変換される。
val = true; val = !val
略さない書き方
val = true; if(val === true){ val = false; }else{ val = true; };
数値と文字列の変換に関するもの
文字列を整数に変換する(2パターン)
書式1
+変数 ;
変数の前に + を付けると数値に変換される。
例)変数 val に入った文字列の 5 を数値の 5 に変換する
val = '5' ; +val ;
書式2
変数 - 0;
変数から 0 を減算すると数値に変換される。
例)文字列の 5 を数値に変換してから 5 を足す
val = '5' ; val = (val - 0) + 5 ; // console.log(val) ; → 結果は 10 になる
略さない書き方
val = '5' ; num = parseInt(val); num = parseFloat(val); num = Number(val);
整数を文字列に変換する
書式
変数 + '';
変数に空文字をたすと文字列へ変換される。
例)変数 val に入った数値の 5 を文字列の 5 に変換する
val = 5 ; val = val + ''
上記で文字列に変換された 5 に数値の5を足しても。足し算にならず、文字列の連結という結果になる。
val = val + 5; // console.log(val) ; → 結果は 55 になる
略さない書き方
val = 5 ; str = String(val) ; str = val.toString();
小数点を切り捨てる(2パターン)
書式1
変数|0
例)変数 val に入った小数点の数字を切り捨てる
val = 5.234 ; val = val|0 ; // console.log(val) ; → 結果は 5
書式2
~~変数
変数の前に ~~ をつける。
例)変数 val に入った小数点の数字を切り捨てる
val = 5.234 ; val = ~~val ; // console.log(val) ; → 結果は 5
略さない書き方
val = 5.234 ; val = Math.floor(val) ;
また見つけたら追記したいなと思います。こういった書き方は慣れたら便利そうですが、よくわからないうちはなかなかとまどってしまいますね…。
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