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前回（[PHP] 配列に関する関数メモ [1] – 配列に要素を追加・削除する）では、配列に要素を追加・削除する関数についてまとめました。今回は、配列の中の順番で値を取得したり、配列から要素を探すような関数をまとめました。

配列の中の順番で値を取得する

• 配列の最初の値を取得する – reset()
• 配列の最後の値を取得する – end()
• 現在処理している要素の次の値を取得する – next()
• 現在処理している要素の前の値を取得する – prev()

配列の中から要素を探す

• 配列の中に指定した値があるかチェックする – in_array()
• 配列の中に指定した値があるかチェックしてキーを返す – array_search()
• 配列の中に指定したキーまたは添字があるかチェックする – array_key_exists()

配列の中の順番で値を取得する

配列の最初の値を取得する – reset()

reset() 関数を使用すると配列の最初の値を取得できます。

配列 $array の先頭の値を取得します。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
$value = reset( $array );

//↓結果

$value → "a" 

配列の最後の値を取得する – end()

end() 関数を使用すると配列の最後の値を取得できます。

配列 $array の末尾の値を取得します。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
$value = end( $array );

//↓結果

$value → "d" 

現在処理している要素の次の値を取得する – next()

next() 関数を使用すると配列の先頭から2番目の値を取得できます。（処理中の要素が先頭にない場合は、処理中の要素の次にポインタを移しその値を返します）

配列 $array の先頭から2番目の値を取得します。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
$value = next( $array );

//↓結果

$value → "b" 

現在処理している要素の前の値を取得する – prev()

prev() 関数を使用すると処理中の要素の前の値を取得できます。

配列 $array の末尾から2番目の値を取得します。一度 end() でポインタを末尾まで移動させてから、ひとつ前の要素を返します。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
end($array);
$value = prev($array);

//↓結果

$value → "c" 

配列の中から要素を探す

配列の中に指定した値があるかチェックする – in_array()

in_array() 関数を使用すると配列の中に指定の値が存在するかどうかを確認できます。値が存在したら true、存在しない場合は false を返します。

配列 $array の中に ‘c’ があるかをチェックします。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
$value = in_array('c', $array);

//↓結果

$value → bool(true)  

配列の中に指定した値があるかチェックしてキーを返す – array_search()

array_search() 関数を使用すると配列の中に指定の値が存在するかどうかを確認できます。値が存在したら該当するキー、存在しない場合は false を返します。

配列 $array の中に ‘a’ があるかをチェックします。

$array = array('a', 'b', 'c', 'd');
$value = array_search('a', $array);

//↓結果

$value → int(0)  

配列の中に指定したキーまたは添字があるかチェックする – array_key_exists()

array_key_exists() 関数を使用すると配列の中に指定のキーが存在するかどうかを確認できます。キーが存在したら true、存在しない場合は false を返します。

連想配列 $array の中にキー ‘b’ があるかをチェックします。

$array = array( 'a' => 1, 'b'=> 2, 'c'=> 3, 'd'=> 4);
$value = array_key_exists('b', $array);

//↓結果

$value → bool(true)