[SEO] パンダアップデート 4.0 の影響と思われる検索流入の減少を改善するために行ったこととその結果
このブログでは、今年6月くらいから検索流入が緩やかに少しずつ減っていくという現象が起こっていました。いろいろ行った結果、ここ最近は検索からのアクセスが安定して戻りつつあるので、ここ半年のアクセス動向と私が行ったことをまとめました。
Google アルゴリズムアップデート時期とアクセスを比べる
Google のアップデート時期とこのブログのアクセスの動向を「Panguin」というツールを使って照らしあわせてみます。
カラーの縦ラインが Google のアップデートで、青グレー(?)の線グラフがこのブログのアクセス(訪問ユーザー数)です。
5月末にパンダアップデート 4.0 が実施されました。パンダアップデート 4.0 の実施を境に徐々にアクセスが減っていきます。
8月までには以前の2割ほど減っています。このブログは検索流入がアクセス全体の95%くらいなので、検索流入の減少はダイレクトに全体のアクセス減少になります。
パンダアップデート4.0とは
パンダアップデートは以前から行われており、日本で初めて行われた際にはこのブログも Google アナリティクスの故障かと思うくらいアクセスが減りました。
パンダアップデートは内容が薄いサイト、重複コンテンツが多いサイトなどの検索順位を下げるようアルゴリズムを変更していくものです。
毎月行われていますが、パンダアップデート4.0 は大幅なアルゴリズム変更であり、さらにペイデイローンアップデートというものが近い時期に行われたため、影響が大きいものになったようです。
基本的な「コンテンツ内容が薄いサイトの順位を下げる」アップデート、ということには変わりないようです。
Google、パンダアップデート4.0 & ペイデイローンアップデート2.0を実施 | 海外SEO情報ブログ
パンダアップデート4.0とペイデイローン・アルゴリズム | SEO Packブログ by ディーボ
ここ数ヵ月でこのブログに行ったこと
以前のパンダアップデートの時は何もしなくてもアクセスが戻ったため、今回もそのうち戻るかなと思っていましたが、8月中旬にこのブログ(WordPress)のテーマを作り替えたところ検索流入減少に拍車がかかってしまい、さすがに何かしなくちゃと思いました…。
ブログへ行ったことを Panguin のグラフに当てはめてみたのが下の図です。
以下、行ったことの詳細を書きましたがアクシデントも含めダラダラ書いていたら長くなってしまいました…。結果からいうと、4 の外部リンクの改善でリンク切れを起こしているリンクを削除したことが、アクセスを戻せた大きな要因だと思います。
1. テーマ変更(8月中旬)
テーマを変更したその後、またさらにアクセスが減少しています。(その前の時期はお盆なのでアクセスが少ないです。)
2. 間違えて Google のインデックス拒否(8月終わり)
WordPress のテーマを作りなおした時に、アーカイブページをインデックス拒否する設定を忘れていたのに気づき、アーカイブページのみインデックス拒否にするつもりが、間違えてサイト全体をインデックス拒否するようにしてしまいました。
その結果本当に完全に Google から弾かれてしまって(当たり前ですが…)9月始め頃が渓谷のようになっています。すぐにアーカイブページのみインデックス拒否するよう設定しなおしました。
3. Ping 送信(9月始め)
なかなか、検索結果に戻れないため Google にインデックスされるのを早めるため Ping を送信してみました。Google マスターツールの Fetch as Google で URL を送信したり、サイトマップの送信も行っていましたがごくごくゆるやかに戻る感じでした。Ping の送信を頻繁に行ってから検索結果に戻るのが早まった気がします。
その後も、パンダアップデート前のアクセスにはなかなか戻らなかったため、内部SEOについて勉強しなおしてみました。内部SEOについては以下のページが大変参考になります。
この中でこのブログが出来ていないことが、「外部リンクの改善」と「title・descriptionタグの重複解消」でした。(上記記事 3−2−8. 外部リンクを改善する、3−2−6.重複ページを解消する②(タグの改善)の項目)
4. 外部リンクの改善(9月25日付近)
古い記事では、参照先として貼っていたリンク先サイトがなくなっていて、リンク切れを起こしているものが多数ありました。プラグインを使ってリンク切れを起こしているリンクを探し削除しました。
リンク切れに対処したすぐ後からアクセスの向上が見られ、こんなに早く結果がでるのかな??と思ったほどすぐにアクセスが戻り始めました。
5. title・descriptionタグの重複解消(10月始めごろ)
アーカイブページページなどで description タグの内容が同じのものが多数ありました。アーカイブページはインデックスされない設定にしてあるため関係ないかもしれませんが、念の為完全一致がないように設定しなおしました。
title・descriptionタグに重複がないかは、Google マスターツールの「検索のデザイン」→「HTMLの改善」で確認することができます。
以上のことを行った結果、10月中旬くらいからは割と元に近いアクセス数に戻ってきました。
内部SEOが重視されているんだなと実感する出来事でした。
Google の基準に違反していないのにここ半年くらいで検索流入が落ちたなという方は、内部SEO対策を見なおしてみるともしかしたら良い結果になるかもしれません。
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